上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2013.07.23 かべちょろ
 ヤモリの話が続いてしまい恐縮ですが、色々と調べていると面白いものです。
 やはり古来より人々の生活圏身近に生息しているせいでしょうか、地方により様々な名前で呼ばれているようです。

 聞いた話では関西圏は“ちょろじ”とか言うそうで、なんだか可愛らしく親しみが込められているようにも思えます。
 沖縄では島ごとによって言い方が異なり、代表的なもので本島は“ヤールー”、宮古島では“ヤードゥ”ーや“ヤーズミ”と呼ばれています。
 つまり「ヤー」は「家」のことを指し示し、「家守」とは同義性が窺えます。
 またヤモリは「宮守」とも書かれ、寺社でもよく見かけられることから、身近な存在として受け入れられてきた歴史が感じられます。

 一方の捕食される側のゴキブリについては、特に病原菌を媒介するような有害性はありませんが、ただ気持ち悪いというだけで“不快害虫”の烙印を押されてしまいました。
 そう考えるとヤモリと同じ身近な存在であったはずなのに、仇みたいに嫌われる哀しさには同情せずにはいられませんが、どうやっても嫌なものは嫌いなのです。

 そう考えると人の感情とは勝手なもので、爬虫類の嫌いな人にとって究極の選択をするなら、いやゴキちゃんの方がまだましだと声を大にしたい人も多いでしょう。
 事実、ペットとして飼育している方もいるようですから。

 ところで福岡を中心にした九州地方では、“かべちょろ”と独特な言い方をします。
 壁をちょろちょろ動き回る仕草がイメージでき、これも愛らしい名前ですよね。

 ついでながらアシダカ軍曹は、鹿児島の実家では“こぶ”とか言って、益虫として大切にしていました。
 私はそのせいか蜘蛛にはさしたる恐怖は感じませんが、世の中にはこれほど怖ろしい生物はいないくらい、過剰に反応する人もいます。
本当は人ほど我儘な生き物はいないのに・・・
 
imagesCARXY9KR.jpg
スポンサーサイト

お茶の水博士

 ウオッホン!

 さて、前回のペロリン軍曹について、実はヤモリではなく、イモリかトカゲではないかの疑惑の声があるようじゃ・・・。
 確かにこれらの姿形はよく似てはおるが、全く異なる種なのである。
 そこで分かりやすく説明をすることにしよう。

 まず大きく分けるとイモリは両生類である。
 ところがヤモリとトカゲは爬虫類なんじゃよ。
 そしてイモリが皮膚呼吸をするのに対して、ヤモリとトカゲは肺で呼吸をしておる。

 だからイモリは“井守”とも書き、皮膚を保護するためにも湿潤な水辺を好み、一方のヤモリは“家守”で字の如く家に棲みつくんじゃよ。
 見た目ではイモリは腹側が赤く、ヤモリが白っぽいので一目了然である。


imori.jpg
腹が赤いのでイモリ   

yamori.jpg
腹はよく見えねど、とにかくヤモリなのです


 そしてヤモリは垂直な壁にも張り付ける能力が備わっており、これはトカゲには出来ない芸当なのじゃ。
 それにペロリン軍曹のシルエットは丸っこく、トカゲみたいなシャープさに欠けるようじゃのう。
 だからヤモリと判断したのじゃ。

 おう、そうそう・・・。
 やはりヤモリはゴキブリの天敵であるのじゃが、よくゴキブリホイホイにも捕まる悲しい事故が後を絶たないと聞く。
 下の写真は、そうした憐れな姿であるが、こうならないように注意して仕掛けてもらいたいものじゃのう
(-_-;)

 imagesCADF1QNH.jpg
ホイホイはイモリにとって地雷原なのだ


 それとヤモリに並ぶ名人に、アシダカ蜘蛛がおる。
 これが家に1匹いれば、ゴキブリは根絶やしにされるというぐらい凄い奴なんじゃよ。
 大きなものは子供の手のひらぐらいになり、その能力の高さから人々は敬意をこめアシダカ軍曹とも呼んでおる。
 ということはペロリン軍曹と同じ階級になるようだが、少尉ぐらいにしておいてもらえば良かったかのう。




 
やもりconvert_20130719001756
写真右上に怪しいものが…

 引っ越してから2週間が経ち、ようやく普段の生活が戻ってきたような感がある。
 冷蔵庫と洗濯機とレンジと、それに16型の小さいテレビはレンタルである。
 やはりゴキブリが心配なので、フローリングに直接寝るのは嫌でベッドは購入した。

 そしてここでの快適な生活を送る為の鉄の決め事もつくった。
 とりあえず以下に紹介しておく。

 其の一 食後の鍋や皿はすかさず洗うこと
 其の二 残飯はその都度、ビニール袋に詰めてきつく口を結ぶこと
 其の三 未開封のインスタント食品と言えども、クーラーボックスに収納し、きちんと蓋をすること
 
 次の其の四が最も重要なのだが、もしも敵に遭遇してしまったら、勇気をもってテッシュを片手に立ち向かえなのである。
 だが、現在のところ戦線に異状なし。

 ところが先日、我が緊張状態の部屋窓際にいきなり頼もしい援軍を発見することになった。 
 やもりだ!
 夜の灯りに誘われ来る虫を、じっと動かず狙っているのだ。
 そして長い舌だけを素早く伸ばすと、見事に絡め取る瞬間をガラス窓越しに見せつけられた。

 彼は本物の狙撃兵である。
 ペロリンと獲物を胃の腑に納めると、静かにその場を離れ移動していった。
 寄せ来る敵は幾万あろうとも外の守りは頼んだぞ、ペロリン軍曹。
  
やもり2-4・_convert_20130720221033
ペロリン軍曹参上
2013.07.17 夏来たる
山笠1_convert_20130717104520
帯解きて 
  瓜かじたれば
     夏来たる


 今年の山笠は海の日で連休が重なり、例年にない混みようとなった。
 おかげで承天寺門前のいつもの見学ポイントまで辿り着けずじまいだ・・・。

 しかしながら山笠とは7月1日から15日の追い山まで、実に半月に及ぶ長い祭りである。
 その期間中は、博多の男衆は褌姿で過ごす。
 なんと結婚式に参加するにも法被に褌が許されるのだから、博多の文化とはたいしたものと感心せざるを得ない。
 それに祭神である櫛田神社の紋が、ちょうど胡瓜を輪切りにしたのに似ているため、祭りの間はこれを食さないというのは面白い風習だ。

 それにそれに女性は不浄なものだから、決して近づいてはいけないともされている。
 たとえ胡瓜は我慢出来たとしても、次の決まりについては厳しい。
 そこに九州男児ならではの心意気が伝わるものの、痩せ我慢の哀しさに同情せずもいられない。
 
 さて博多では、山笠が終わると本格的ないよいよ夏が訪れる。
 きゅっと凛々しく締めあげた褌を解き、旬の胡瓜をかじれば、また来年の祭りに向けての一年が幕開けしていくのである。
  
山笠2-1_convert_20130717103941
酒はのめのめ~」で有名な『黒田節』の母里太兵衛
 左腕には加藤清正から譲り受けた日の本一の大槍を握りしめる 


山笠5_convert_20130717104430
背割りされた町割りで流れをつくり、ひとつの山笠を担ぐ
写真は上から順に、“冷泉町”“中洲”“上川端”と粋な図柄が法被に染めあげられる


山笠4_convert_20130717104153
こちらは担ぐ方ではなく、装飾性のある飾り山
2013.07.08 葱坊主
葱坊主_convert_20130708223555
喰えねども
  背伸びのびのび
    葱坊主


 本日、九州北部も梅雨明け宣言だ。
 いきなり暑くなったせいか、少しだけ立ちくらみを覚えてしまう。
 しかし夏を告げる青空は本当に気持ちの良いものだ。

 その眩しい空に向かい、梅雨の間に伸び続けた葱坊主が、畑の隅で気持ちよさそうに風に揺れていた。
 随分と大きく育ったものだが、これって食べれないんだよな~
 バスタブconvert_20130704144827
膝を抱え、体育座りしなければ浸かれない立方体の湯船なのだ

 次なる苫屋にせっせと荷物を運び込む日々が続く。
 不動産屋はちゃんと掃除をしましたよとすまし顔で言うものの、カビ臭さが漂う部屋にゴキブリの死骸3つを発見したのは昨日のことであった。

 こうなるとその夜の食事は喉を通らず、急ぎ心身を消毒せねばと焼酎をあおる始末となった。
 まあ、これはいつもの晩酌を兼ねているのだが、とにかくゴキブリと蛇は特に苦手で、オジサンのくせに「キャー」と思わず悲鳴をあげてしまうぐらい駄目なのである。

 いや、まだまだある。
 埃を舞い上げバタバタ飛び去る鳩も嫌だし、水面から口だけのぞかせ集団でパクパクする鯉も気持ち悪い。
 こうしてその姿形を思い出しただけでも、何やら背筋の辺りがゾゾゾーッとしてきてしょうがない。

 さて、その引越先のアパートであるが、本格的に住むのは今週末からになる。
 それを思うと憂鬱で、今宵も消毒と称しては、またまた多量の焼酎を服用せねばならぬのだ。
 するとこの消毒液の深淵にどっぷりと身を沈めれば、しだいに鈍化しつつある思考が、まさに究極の対策をあみだす。
 
 な、な、なんと何と見ようによって“ゴキブリ”は、“コオロギ”に似ているという新発見をである(^o^)
 涼やかな音色で鳴かないまでも、あの色と言い、その艶と言い、何処からどう見ても紛れもなくコオロギではないか・・・・・・
 そう懸命に言い聞かせねばならぬ、引っ越し間際2日前なのだ(-_-;)
きゅうり・j_convert_20130702194728
見た目こそ悪いが、味は最高!

 茄子、南瓜、いんげん、ピーマン、トマト、ニガウリと夏野菜のシーズン到来である。
 私ごとであるが地元(大村市)の皆様方から、自分の畑で作ったと言うキュウリをもらう機会が多い。
 それも獲れたての新鮮なものを、袋一杯に詰められたものを手渡される。
 
 早速に仕事を終えると、塩で揉みごま油少々かけてとか、単純に味噌をつけて丸ごとポリポリ焼酎の肴に重宝している。
 形こそ悪いが、いやいや本当に旨い。
 前回のブログでは「キャベツばかりかじっていた」と書いたが、とりあえず訂正しておく。
 今の私は、実は「キュウリばかりかじっていた」なのである。
 しかし、キュウリではやはりあの名曲『赤ちょうちん』の情緒的なイメージには、絶対に合わないだろうなと納得しながらも、早や焼酎で頭の思考回路が大いに鈍り、キーボードを叩きブログを更新しつつの手酌酒で、更に酔いは進むのである。

きゅうり・j2_convert_20130702194927
味噌をつけつけ、また美味い


 そうなのである。
“それ、すすめ。やれ、すすめ。進め、進め、ガンガンいけいけ”と調子にのりつつ、酔った勢いにまかせ、私の秘密について今宵は少しばかり話そうではないか。
 それは私が子供の頃の話である。
 本当に正真正銘に本物の田舎だったので、強制的に小中一貫校2クラスしかなかった頃の思い出である。
 その頃の私は非常に痩せ、細っそりした体型をしていたので“キュウリ”と同級生に呼ばれていた。

 まあ、男らしさが尊ばれる鹿児島ならの土地柄もあるが、キュウリなる何処か貧弱なイメージのニックネームには、不愉快さしか感じなかった。
 一方、周りの同級生をを見れば色黒で横ばいのコジックイ(胴長短足)が多かった中で、手足が長く華奢な私は否が応にも目だってしまうのであった。

 しかしである。
 齢50を過ぎれば子育ても一段落し生活も安定するせいか、頻繁に同窓会の案内状が届くようになる。
 ならば偶には行ってみるかと渋々出かけれると、卒業以来逢う懐かしきはずの面影は、遥か銀河の彼方まで遠ざかり、全く見知らぬ他人のようになっている。
 
 女性は特にそうであるが、とりあえずこの話にはなるべく触れないようにしてと・・・。
 男性は頭が燦然と禿げるか昭和枯れススキの寂しさで、それに引き換えお腹はでっぷり臨月状態となり、オジサン化を果たしているではないか。
 
 見事なるメタモルフォーゼ(変身)である。
 かのカフカにも見せてあげたいほどだと、それを横目にムフフと内心笑っているのが、あのキュウリと呼ばれ続けた男。
 この私なのである。

 あっ・・・そうそう、ごちそうさまでした。
 とても美味しく頂きましたよ。
 今度は是非トマトもお願いします。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。