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2012.12.29 海鼠の気持ち
 まるで大きな湖のように映る大村湾であるが、実は有名な海鼠(ナマコ)の産地なのである。
 そのグロテスクな姿形とは裏腹に、左党にとっては嬉しい垂涎の肴だ。
 三杯酢に浸し一口頬張れば、あのコリコリした食感と共に味わい深い旨みがジワジワと広がる。
 
 ところで海鼠は句界において、冬の季語であったことをご存じであろうか。
 この寒さが厳しくらる季節が最も旬となる時期で、ここ大村のスーパーでも頻繁に見かけるようになる。
 腹であるこのわたなど、軽く水ですすげばこの上ない珍味となる。

 そこで海鼠を題材とした句をひとつ紹介してみたい。

   憂いことを
     海月に語る
       海鼠かな  (黒柳召波) 
     
         海月:クラゲ

 どうだろう・・・。フワフワと正体なさげに漂うばかりのクラゲに、手足なく動けね塊のナマコが自らの憂いごと語るという、実にユーモラスな両者の姿が不思議な笑みを誘う。


蜀咏悄_convert_20121229222811
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