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大村花火_convert_20130801225730

過ぎし夜に 
  君と見あげし
     夏の花
 湯あがり匂い
   指をからめん


 東京に向け、20時発の最終便が離陸するのを待ってはじまる花火。
 海上に長く延びた滑走路の先が、打ち上げの場所だから。
 その飛行機が、いま赤い灯を点滅させて闇の向こうに遠ざかる。

 一時間にも満たない夏の夜の楽しみ。
 数は少なく、小振りなものばかり。
 それでも大勢の人々で賑うものより、何故か心躍る田舎での花火大会。

 急かすように小さな体で、母親の手をぐいぐい引っぱる男の子。
 仲よく腕をくみ前を塞ぐ若い恋人同士。
 みんなみんな同じ方向を目指し歩いてゆく。

 急ぎシャワーで仕事の汗を流せば、スーパーで缶ビールを一本くださいな。
 後は自転車キーコキーコ、海岸通りへ走らせ。
 すると海風の向こうに、ドーンと鮮やかな花が弾け散る。

 さてさて目的の防波堤の上、たくさんの人が夜空に目を凝らす。
 缶ビールをプシューと開ければ、ピューン、バラバラバラとしだれ柳。
 潮騒の波間にも銀麟がキラキラ揺れている。
 
 こうして独りぼっちで眺める花火も何回目。
 少しだけ遠い思い出はシャンプーの匂い。
 ポンポンポ~ンとまた夏の夜空に花が咲く。

 
 
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