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仙台城本丸に建つ伊達正宗像
「馬上少年過ぐ 世平らかにして白髪多し 残躯天の赦す所 楽しまずして是を如何にせん」

  発掘作業をしている向こうの方で、「よんな~よんな~」と言っては大笑いしている声が響く。
 面白そうだなと思い、「それって何なんばい」と聞いてみても、相変わらず返事は「よんな~」となのだ。
 どうやら方言らしいが、さっぱり意味が分からない。
 
 すると親切なひとりの作業員さんが「沖縄の方言たい」と教えてくれた。
 「焦らず、ゆっくりやろう」という意味らしい
 でもここは長崎である・・・
 そうだ・・・
 そういえばこの前に、沖縄出身の方を採用したばかりだった。

 さて、作業はちょうど粘土質の硬くしまった土の層を掘削する段階に達しており、これまで片手で持てる小さなスコップから、両腕を振り上げ打ちこまねばならぬ鍬に持ちかえたばかりの大変な状況であった。

 ならば「よんな~よんな~」で、丁寧に遺構と遺物を捜そうではないか。

 ちなみにこの沖縄方言の反対後に「ちばりぃよ~」がある。
 それをふと思い出して叫んだところ、皆の眼が点になってしまった。
 しかしひとりだけ笑顔の人がいる。
 沖縄出身の方だ。

 さて、それからが大変。
 いや、長崎はという話になり、さだまさしがNHKで唄っていた“みんなの歌”の「がんばらんば」と話は盛り上がりをみせる。
 鹿児島出身のおいどんも負けじと、「きばいやんせ」を唱えなければならない始末となった。

 同じ九州でも応援する言葉は、様々で嬉しくなってくる。
 ちなみに長崎県内でも島原に行けば、「がまだす」なる方言もある。
 これはあの20年ほど前の普賢岳の大災害から、復興する時の励まし合うかけ声にもなった“元気をだせ”という意味がある。

 そう言えばちょうど1年前の今頃、私は震災の爪跡も生々しい仙台にいた。
 永年住み続けた福岡の街に何処か似た雰囲気の仙台に、親しみを覚えつつも何故か暗い影が見え隠れするのが痛ましく感じられてしかたなかった。
 
 あの街で傷ついた人を励ましてあげられる、地元の方言もきっとあるはずだ。
 それを半年も暮らしていながら、遂に知ることもなかった。

 そうそう、こうしてブログを始めたきっかけになったのは、あの現場で知り合った作業員さんの勧めで“写真川柳”なるものを知ったからである。

 また或る人はスーパーの袋いっぱいに詰まった銀杏をくれた。
 ありがとう。
 あれは宮城県栗原市に蔵元がある“萩の鶴”の肴に、美味しく頂きました。
 そして皆さん、相変わらず元気で頑張ってますか。


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