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ところで長崎県の地勢を俯瞰してみると、山が海際近くまでせりだし、平野部が非常に少ないことに気づくはずです。
 こうした環境は日常の生活に何らかの影響を及ぼし、それらを見出すことはさほど難しいことではありません。
 ひとつ事例を紹介すれば自転車の販売台数が、沖縄県と競うように全国で最下位にあります。
 これは他県に比べ運動神経が鈍く、自転車に乗れる人が少ないからという単純な理由ではありません。
 
 まず沖縄県人は年中が太陽に照らされ暑いので、自転車に乗るのが嫌なだけです。
 事実、ウチナンチューは日中は家でおとなしく過ごし、涼しくなる夕方からようやく行動しはじめます。
 だから沖縄の夜は非常に長い。
 とにかく長過ぎて、とても酒の席は最後まで付き合いきれないのです。
 
 では長崎県もそうなのかというと、これまた違う理由があります。
 それは坂道が多く、自転車は移動手段とし不向きなのです。
 また農産業に適さない狭い土地は、山の斜面に猫の額ほどの田圃を開墾しなければならぬ苦労の歴史もありました。

 それが棚田として、今日の趣きある景観をつくりだしているのです。
 そして上から下へとゆっくりと淀みなく流れ落ちる水は、常に一定の水温が保たれることで、美味なる実りを約束してくれます。
 その棚田は現代において観光という副産物も産み出し、鬼木の里は今年も126体の案山子が多くの観光客を出迎え、賑いをみせているのです。
 

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長崎県波佐見は焼き物の里であり、棚田のある風景としても注目されています


じぇじぇじぇー
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人気だったんですね
とにかくあまちゃんは至る所にあり、目立ちました



「お・も・て・な・し
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似ているかどうかはさて置いとき、とにかく嬉しいニュースのテーマは、見ている方もつい楽しくなるものです


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内外の政治問題は多々ありますが、日本の首相としてオリンピック招致のスピーチはとても印象に残りました


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日頃の険しい顔が微妙に似ている猪瀬都知事も今日は案山子となって頑張っています
決定後の瞬間に、七年後の自分の姿を考えた方も少なくなかったことでしょう



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ここに写っているのは全て案山子なのです


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「おつかれさま」と、つい声をかけたくなるほどの哀愁溢れる後姿


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「今でしょう」とポーズを決めてる案山子の横で、いきなり動き出したお爺さんは本物で、とても驚かされたのでした


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見学者より案山子が多いの分かります?


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これってキリストの肖像画を修復したはずのお婆ちゃんですよね!


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「倍返し」も流行語になりました


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「風立ちぬ」観にいきました
とても可愛いらしい宮崎駿監督です



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今年の新米も期待できそうです
すっかり朝晩が涼しくなりましたね。
今年の夏は例年にない暑さでしたが、ここにきて疲れが一気にでて、体調を崩される方も多いようです。
私は馬鹿がつくほど風邪にも縁がない元気さですが、但し夕方近くになると眠たくてたまりません。
ですので少しは酒の量を減らし、早く寝ることに努めたいと思うこの頃なのですが・・・



小浜青空_convert_20130923115300
大海吹き渡る潮風に、ブラブラすっぽんぽんの下半身を曝せば、
大きくなるは気ばかりなり〜



向日葵_convert_20130929120131
子供の元気な遊び声が聞こえる風景とは本当にいいものです


稲穂convert_20130929115721
あともう少しで、ほかほか美味しい新米の季節


有明月convert_20130929121050
澄んだ青空には白い満月がよく似合うのです


千綿駅convert_20130929121715
何処か遠くに出かけてみたくなる、鞄ひとつ抱えて
晩夏の“寅さん病”とは、此れ如何にせん



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今日も恙無く、無事に沈みゆく夕陽を、こうして眺めて過ごすことができました
ー感謝ー

2013.09.23 橘湾落陽三景
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今日も、今日と言う一日が終わります

小浜夕陽2_convert_20130923115531
人は思い思いのことを頭に描き、思い思いの気持ちを胸に落陽を眺めるものなのです

小浜夕陽3_convert_20130923120042
釣りに行くのは魚を釣るのでなく、海を見に行ける理由ができるから・・・

小浜茂吉convert_20130923133623
斉藤茂吉の歌碑

ここに来て 落日を見るを 常とせり 
海の落日も 忘れざるべし


茂吉は大正から昭和にかけて活躍したアララギ派歌人のひとり。
一時期を長崎医学専門学校(長崎大学医学部)に席を置き、その際に此処を訪れたことがあった。
こうして同じ場所に立ち、橘湾に沈む落日(いりひ)を眺めれば、茂吉の飾らぬ耽々とした言葉が実際の風景をよりひきたたせてくれるかのようである。

2013.09.03 そらもよう
 “台風一過”なる言葉がある。
 馬鹿な私は子供の頃、“台風一家”というふうに勘違いしていたものだ。
 そして「寺内貫太郎」一家みたいな、騒々しい状況をイメージしていた。
 しかるに「はた迷惑な人々」という意味なのだと、ずっと思い込んでいたのである。
 それに気づいたのは、だいぶ大人になってからだった。

 さて、九州は台風15号が上陸直前に熱帯低気圧に変わって以来、天気がすぐれない日々が続いている。
 けたたましい雷雨がいきなり駆け抜け、常に気まぐれ空の機嫌を窺ってないと大変なことになってしまう。
 この前も職場の近くに雷が落ちたせいで、コンピュータのルータが破損し、ネットに接続できなくなってしまう始末。
 
 それにクーラーの基盤もいかれて、蒸し風呂状態の中で作業をしなければならない最悪な状況である。
 それにそれに、その前などは大きなつむじ風(小さな竜巻)が発生して、あわや巻き込まれるのではとびっくりなのだ。

 ・・・といくら愚痴ってもしょうがないので、台風前のさわやかな秋空の写真を三景どうぞ。

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車両の横には「SEA SIDE LINER」の文字が書かれ、まさに大村湾沿岸に沿って,
海を眺めながら心地よく走るのです



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今年の稲もすくすく


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天高く・・・というような秋の空模様でした
2013.06.23 作兵のこと
久世丹後守・convert_20130623103201

 ちょうど原稿が一段落したので、作兵が歩いた長崎をさるいてみたくなった。
 少し調べたい事もあり歴史博物館に足を運べば、久世丹後守殿の御裁きがまさに始まろ
うとしているではないか。
 何でも本日の吟味は唐人屋敷に穴を掘り、抜け荷をした罪であると言う。
 これが実際の犯科帳にもとづき演じられているので、また興味深々、面白い。
 
 さて作兵もこの奉行所で拷問を受け瀕死の重傷を負うのであるが、その原因をつくって
しまったのが遠縁の理左衛門である。
 理左衛門は蓆に寝かされた作兵を見つけると、急ぎ大八車に乗せ自宅へと連れ帰る。
 その道筋を確かめながら歩いてみる。
 すると高台にある奉行所から家のある油屋町に向かうには、長い下り坂を行かねばなら
ない。
 そうなると大八車の車輪は理左衛門の背中を否が応にも押し、小走りさせずにはいられない。
 走りながら心の中で、理左衛門は作兵に詫び続けなければならなかった。


油屋町_convert_20130623104226
 油屋町の裏通りは古い家々がひしめく、どこか懐かしさを感じさせる


 油屋町のすぐ隣には丸山町がある。
 江戸時代であれば江戸の吉原、京の島原と肩を並べるほどの賑いで、遊郭が所狭し
と軒を連ねると、そこかしこから遊女の嬌声や三線をつま弾く音が聞こえていたので
あろう。
 若い作兵はそんな雰囲気に気圧されながらも、あてもなくウロウロと歩き回るのである。

 
丸山_convert_20130623104032

検番_convert_20130623104340
 ここは戦後も花町として栄えたが、昭和33年の売春防止法が制定されると、そ
の面影は僅かなものである
 


 そんな作兵の懐具合は寂しいもので、それは今の私も全く同じである。
 横目で花月を眺めつつ、一生に一度くらいはこんな料亭で芸者を呼んで、豪勢に酒を
呑みたいものだとつくづく思う。


花月・convert_20130623103937
 坂本龍馬や率いた亀山社中の面々も、よく丸山で遊んだはずである
 確か英国艦イカルスの水夫2名殺害されのもこの辺りで、龍馬達に嫌疑がかけられた


2013.01.22 有明五景

 カキ小屋から漂いでる香ばしき匂いに誘われ、有明海沿いに県道275号線を
ハンドルきれば、途中面白いバス停に幾たびも出会う。
 いちご、マスクメロン、それにミカンやスイカ、桃もみかけた。
 この他にどれほどの種類があるのだろうか。
 それを考えると何だかバスに揺られてみたくなってくる。


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 みてのとおりメロンなのです。


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 白く長い流線型をしたカモメが無人駅を駆け抜けていきました



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 日曜ののんびりした夕暮れ時の有明海をいつまでも眺めていたい。
 ふと、そう思う。


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 あつあつのご飯の上に、ここで採れた名物の海苔をのせたら・・・
 なんて考えていたら、お腹がすいてきた。

2013.01.08 TAKO
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 ここ長崎では凧上げは大人が夢中になる。
 糸と糸をからませ、先に切った方が勝ちとなる。
 糸には細かく砕かれたビール瓶などの粉末が塗りこめられ、切れやすくなっている。
 
 当然ながらこうした大会も盛んで、腕自慢が技を競い合う。
 それに凧は旗と呼ばれ、これを作る職人も健在である。
 奇抜な形、彩の鮮やかなもの、いずれも真冬の澄んだ大空に映えるものばかりだ。

 しかしこの前の日曜日に公園でみかけたのは、いずれも洋凧だった。
 私が子供の頃にゲイラカイトと呼ばれていた、あの三角形のよく揚がるやつである。
 長崎は竹ヒゴと和紙で作った唐凧か和凧で、あの洋凧のようなビニール製ではない。

 それでも長崎の人はやはり凧が好きなようで、寒風のなか親子で楽しそうに
いつまでもTAKO揚げに興じている姿をあちこちで見かけた。